コンディショニングとは、スポーツにおけるパフォーマンスを高めるため、筋力や柔軟性などをトレーニングしコンディションを整えることを指します。
スポーツの勝敗や成績に影響するほか、健康やダイエットを目的とする運動の効果にも影響を与えます。運動の前後におこなう重要なプロセスです。
私たちの身体は、動かし続けるなどをして疲れが溜まると硬くなりがちです。
アスリートがケガをしたという話題はよく耳にしますが、ひとつの原因として運動で身体を酷使し、疲労が十分に回復していない事が考えられるのです。
逆に運動不足だったり、同じ姿勢が長時間続いたりと、動かさないと筋肉は萎縮していきます。
身体が硬くなると、動きの範囲が本来動かせるはずの範囲より狭くなってしまいます。
例えば、歩幅が狭まったり、肩や腕が十分に回せなかったりする状態です。
その状態で運動やスポーツをすると、柔軟性が足りないためにケガにつながりやすくなります。
コンディショニングは筋肉を緩めたり、関節の可動域を広げたりして身体の柔軟性を高められるため、自分の動きの限界を広げ、ケガや不調のリスクを下げる事ができます。
スポーツの世界ではもちろん、日常生活においても重要な役割を持つコンディショニングは、厚生労働省でも実施を提唱しています。具体的なコンディショニングの内容は以下のとおりです。
体力面:筋力トレーニング・柔軟性トレーニングなど
精神面:ストレスケア(オーバートレーニング・気候・体調・病気・プレッシャーなど)メンタルトレーニングなど
技術面:バイオメカニクス(動作解析)など
医療面:スポーツ医学・アスレチックリハビリテーション
栄養面:スポーツ栄養学
環境面:運動生理学
これらの内容から、コンディショニングは運動面に限らず精神面や栄養面など多角的な要因が密接につながり、影響し合っている事が分かります。
コンディショニングをおこなう人の状態を見極めて、バランスよく実施していく事も効果を上げるポイントといえるでしょう。
◯運動パフォーマンスの向上
身体の各部位が十分な伸縮と強度を保てるようになるため、運動や競技のパフォーマンスがより高まるでしょう。
◯ケガの予防
柔軟性が高まり筋肉や骨にかかる負荷に耐えうる身体が手に入るため、ケガをしにくくなります。
◯効果的なトレーニングの実現
筋肉の働きが正常化・活発化するため、血管やリンパ液の流れが良くなります。余計な水分・毒素や老廃物をスムーズに排出しつつ、酸素や栄養は隅々に行き届くようになります。
◯オーバートレーニング症候群の予防
オーバートレーニング症候群とは、スポーツや運動などで溜まった生理的な疲労が回復しないまま蓄積される事、つまり慢性疲労の状態です。コンディショニングで身体の可動域を広げ、許容できる負荷レベルを向上させる事でオーバーワークを予防します。
石井道場ではカラダのスペシャリストが、目的に応じて手技を中心に、O2ジェットウェーブ、コンプレフロス、ハイパーボルト等を用いて施術を行います。
プロスポーツ選手、アスリートのみならず、お仕事や家事でお疲れの方などの一般の方もプロのコンディショニングを体感してみて下さい。